介護老人保健施設ひもろぎの園 副施設長 千葉喜弘
利用者の皆さん、働くスタッフ…。より多くの人々に「選ばれる施設」を目指しています!
ひもろぎグループは福島県白河市において、老人介護・ケア関連の施設や事業を幅広く展開していますが、これは単に利用者の拡大を狙ったわけではなく、明確なコンセプトに基づいて地域社会に貢献しようという、グループの意志表明でもあるんです。例えば、介護老人保健施設ひもろぎの園は単独型(病院の併設ではない)施設でありながら、専従の理学療法士や作業療法士などが6名も在籍しています。何故そうしているのか?といえば…。それぞれの利用者さんに『リハビリすることを目的とせず、きちんと目標を定めた個別のリハビリを実践してもらえる環境』を提供するためです。そして「一日も早く自宅に戻りたい」とか、「これまでのように自分で生活していきたい」などのご希望に合わせて、最適なサポートを選んでもらえるように関連施設・事業(グループホーム、通所リハビリ、訪問リハビリ、在宅ケアサービスなど)を併設しているわけです。こうした単独型の介護老人保健施設は全国でも数少ないため、よく他の医療法人や関係団体の方々が視察に訪れますが、今後ともより多くの施設のお手本となれるよう、努力を続けていきたいと思っています。
多くの利用者さんに《選ばれる施設》であり続けるには、働くスタッフ一人ひとりの成長が不可欠です。このため、ひもろぎグループでは「スタッフ各人が毎日の仕事を通して考え、経験する中でキャリアアップしていける環境づくり」を大切にしています。具体的にどんなことをしているかというと…。グループホームひもろぎの園を立ち上げる際には、担当スタッフに床・壁などの内装や備品関係を選ばせましたね。つまり、自分たちが働くことになる空間を自分たちの責任で作り上げさせたわけです。よその医療法人などでは考えられないことだと思いますが、スタッフの経験や実績に見合う範囲で責任を与え、本人のヤル気を尊重することは人材の育成上、とても有意義なことではないでしょうか。また一方で、そうした努力をきちんと評価することも重要でしょう。そこで、給与体系に「1資格・1手当制度」を導入して多重資格の取得を奨励したり、職場での経験を研究レポートにまとめて関係団体の会合などで発表する機会を積極的に創り出すなどしています。とはいえ、ひもろぎグループは新たに社会福祉法人を立ち上げるなど、急速に組織を拡大しつつある過程ですから、さらに多くの人材育成が急務ともいえます。その意味では、今後ともスタッフ各人に「やりがい」を感じてもらえる環境づくりができるよう、私自身もますます努力しなければならないと感じている今日この頃です。


