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ひもろぎの園在宅介護支援センター(兼 居宅介護支援事業所)
センター長 長谷部伸一(介護支援専門員)

少しでも高齢者や障害者の皆さんの力になれば…という気持ちで、頑張っています!

長谷部伸一の写真

中立公平な立場のケアマネージャーとして…。

在宅介護支援センターは行政から委託された公的な機関で、簡単に言えば「高齢者のための介護に関するよろず相談所」です。一方、居宅介護支援事業所は「介護保険の利用希望者の窓口」。つまりケアマネージャー(介護支援専門員)が相談を受け、介護保険の申請を代行したり、さまざまな調査を元にケアプランを作成するための事務所といえます。ですから、私自身はひもろぎグループの一員でもありますが、ケアマネージャーとしてはあくまでも中立公平な立場でご相談を受け、場合によってはひもろぎの各施設やサービスを利用しないケアプランを作成することもあるわけです。これは職務上、当然のことで難しくはありません。大変なのはご本人とご家族の希望が食い違っている時です。そもそも介護保険は利用者本人の意向を尊重しますが、その本人が寝たきりの生活で心を閉ざしていたり、認知症だったりすると、大抵は拒絶します。でも、ご家族は介護のストレスで疲れきっていたりするんです。そうすると調整のために何度も足を運ぶうちに、そのご家庭に深くかかわるようになり、介護とは全く関係のない問題や悩みまで聞くことになります。これ自体はそれだけ信頼されているという証ですから、嬉しいことですが、精神的には重たい仕事だと感じることも少なくありませんね。

信頼に応え続けることの大切さ、そして難しさを実感しています。

ケアマネージャーとして6年目を迎え、最近は毎月およそ50件のケアプランづくりを担当しているでしょうか。その中には新規の方もいらっしゃれば、プランの定期的な見直しの方も当然いらっしゃいます。ケアマネージャーの仕事は一度ケアプランの作成に携わると、ずっとその利用者の方やご家族と付き合っていくことになりますからね。深くかかわればかかわるほど、信頼されればされるほど、その方の暮らしや人生に入り込んでいくわけです。常に力になれればいいですが、難しい課題もまだまだありますね。例えばターミナルケアの問題です。重い病気の方の中には病院での治療を拒否し、自宅で最期を迎えたいという方がいます。時にはご家族の反対を押し切り、ということもあるんです。その場合は死を悟った方とご家族の間で、日常的な介護のケアプランづくりをしなくてはなりません。そして最期に立ち会うことになります。利用者本人の意向尊重、中立公平…と頭ではわかっていても、難しい問題です。また今後は、ひもろぎグループが精神障害者の社会復帰支援施設を手がけていることもあり、精神障害を持った高齢者の方々への対応も課題になってくるでしょう。その意味では、微力ながら一人でも多くの方の助けになるよう、もっと経験と勉強を積み重ねていきたいと考えています。

2005.12

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